失敗を許されない人を支える人 ~ハードロック工業2.0メンバーの業務編~【品質保証】

失敗を許されない人を支える人
~ハードロック工業2.0メンバーの業務編~【品質保証】

失敗を許されない人を支える人 ~ハードロック工業2.0メンバーの業務編~【品質保証】

ハードロック工業2.0メンバーの業務紹介をさせていただきます。今回は、品質保証グループの業務についてご紹介します。私は、お客様へ安心して使用いただけるよう製品の判定などを行っています。日々の業務を通じて、製品の品質を保証するためには、測定機器による正確な測定はもちろん、測定機器を適切に管理することも非常に重要だと実感しています。 私の担当業務に加え、品質を支える測定機器やその管理についてもご説明します。

測定機器の結果はすべて正しい!?

測定機器で測った結果は正しいと思い込んでいませんか? 生産活動をしていると、「測定の結果が良かった」などの言葉を聞く機会があります。多くの方は、このような言葉を意識することは少ないかもしれません。それは、「測定機器は故障しておらず、常に正しい測定値を表示するものだ」と無意識に考えており、「当たり前」になっているからじゃないでしょうか。 当社の品質保証部門では、この「当たり前」の測定精度を確保するために、測定機器の管理要領や校正(点検)頻度などを定めて運用しています。全ての測定機器が常に正しい測定を行えるよう、決められた周期で測定精度に問題はないか、経年劣化や摩耗による不具合が生じていないかを確認しています。また、外部講師によるセミナーを受講するなど、正しい知識に基づいた測定機器の取り扱いや管理方法を学び、実践しています。測定機に不具合があると、正しい結果を測定することができず、不適合品をお客様へ届けてしまう場合があります。そうした事態を防ぐために1つひとつの測定器を丁寧に確認しています。「私たちの手で不適合品を世に出さないようにする」このような日々の積み重ねが安全・安心を支えているのです。

安全・安心をカタチにする測定機器の役割とは

測定機器の管理が必要なのは、ものづくりやサービスの提供における「合格判定の根拠」を守ることが目的です。ISO9001においても、監視および測定のための資源は重要視されており、厳しい要求事項を満たした管理体制を構築する必要があります。具体的には、製品やサービスが顧客や法令の要求を満たしていることを客観的なデータで証明すること、国家または国際計量標準へのトレーサビリティを保証して測定の信頼性を維持すること、正確な測定に基づく品質保証体制によって製品品質の信頼性を確保することなど、さまざまな要素が含まれます。 当社では、製品品質の信頼性を確保するため、測定機器の精度を確認・調整する「校正作業」の一部を社内で実施しています。ノギスはブロックゲージやキャリパチェッカ、ねじゲージは三針ゲージなどの基準器具を使用して校正を行っています。また、これらの基準器具についても、国際標準に基づき、厳格な管理を徹底しています。 校正作業の頻度は、ISO 9001で一律に規定されておらず、各社で適切な期間を設定する必要があります。この期間設定も、品質管理における重要な事項です。校正頻度を長く設定しすぎると、万が一、測定機器にずれが見つかった場合、前回の校正からずれが発覚するまでの間に測定した製品の測定結果が正しいものであったかを確認できなくなる可能性があります。そのため、私は日頃から測定機器の状態を把握しておくよう努めています。そして、品質保証部門として測定機器の使用頻度やこれまでの実績データをもとに、適切な校正サイクルを設定し、責任を持って運用しています。 「測れないものは作れない」という言葉の通り、良い製品を作るには正しい測定が不可欠であり、測定機器の管理はモノづくりの根幹を支える基盤となる重要な業務なのです。

「当たり前」のようで重要な業務が安全・安心を提供している

当社の製品の「緩み止め機能」は、開発や設計、切削加工から出荷作業に至るまで、多くの工程とそれに携わる人々によって実現されています。その中には、冒頭で述べた「当たり前」のように、目立たないけれどとても重要な業務や仕組みが多く存在します。その業務1つひとつが皆さんの安全・安心を支えているという誇りを持ちながら日々業務に携わっています。私たちは今後も「アイデアの開発を通じ、緩まないネジをもって安全・安心を提供し社会に貢献する」という企業理念の使命を果たし、「もしもを起こさせない」を合言葉に、全社員一丸となって全力で取り組んでまいります。